打楽器のメンテナンスについて(膜鳴楽器編)
2021.02.23
皆さんこんにちは。オーナーの渡邉です。
打楽器のメンテナンスシリーズ、ラストの投稿は膜鳴楽器編でございます。
膜鳴楽器って聞き慣れない言葉かもしれませんが、楽器分類学に分類されている「膜の振動によって音を出す楽器」の総称になります。
膜=ヘッドです。このヘッドは消耗品になりますので、定期的に交換が必要となります。
管楽器でいう消耗品はリードやタンポなどですので、管楽器の皆さんは吹きやすくなるためにたくさん試していらっしゃると思うのですが、打楽器のヘッドはなかなか交換されずに可哀想な音色になっている現状を多く見受けます。打楽器担当の渡邉としては悲しい現状です😭
実は打楽器のヘッドは大型でなければリード代より安いので、特にコンクールやコンサートに向けてヘッドを交換していい音色でステージに立って欲しいと思っています。
また、ヘッドの種類は各メーカー様が試行錯誤して様々な音色が出せるように開発されていますので、ヘッドを交換して好みの音色を探してみることも楽しいのではないでしょうか。
それでは作業の様子を一部ご紹介いたします。
基本的には学校さんや団体様の練習場所に直接出張して作業させていただきます。
このように、全ての楽器を依頼してくださる場合は1日がかりです😅
全ての古いヘッドを外し、ネジ・パーツ類の洗浄、点検、グリスアップを行います。※点検の際、不足しているパーツや破損しているパーツがないかもチェックします。
部活中にお邪魔することもあります。
生徒さんは楽器の中を見ることがほとんどないので、みんな興味津々です✨一緒に掃除をしたりすると楽器への愛着も湧きますね。チューニングや扱い方も伝授させていただきます。
一通り洗浄・点検等をして、新しいヘッドを張って完了です。
以上ご紹介でした。
ここに載っていない打楽器もほぼ全てヘッド交換が可能です。破れたら交換・・・ではなく、是非定期的にメンテナンス・ヘッド交換を受けていただけますと幸いです✨
ご依頼お待ちしております(^_^)
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